エンカレッジ・テクノロジの「ESS AdminGate VA」は、業務サーバーやデータベースサーバーなどのような重要なデータを含んだサーバーに対する特権IDアクセスを管理するソフトである。これらのサーバーへのアクセス(RDPによるWindowsの画面操作と、SSHによるLinuxのターミナル接続)を仲介するゲートウエイサーバーとして機能し、サーバーへのアクセスを代行する仕組み。
アクセスの仲介により、ID/パスワードを利用者に対して隠ぺいできる。アクセス申請の承認ワークフロー機能も備えており、承認されたユーザーだけがESS AdminGate VAを介して対象サーバーにログインできるようになる。サーバーからのファイルの持ち出しや持ち込みも申請承認ワークフローで制御できる。
また、アクセスを仲介する過程で、利用者によるサーバーの操作内容(Windows画面操作、またはLinuxのコマンド入出力)を、動画やテキストとして記録する。これにより、情報の漏えいにつながる不正な行為を抑止できるほか、情報漏えいの発生といった有事の際には、その原因を後から調べられるようになる。
ESS AdminGate VAのエッセンスは、同社の特権ID管理ソフト「ESS AdminControl」(300万円から)や、操作内容の記録ソフト「ESS REC」(200万円から)から得ている。これらのソフトのエッセンスを流用しつつ、中小企業向けに一から開発した。VMwareなどの仮想環境で動作する仮想アプライアンスの形態で提供することによってクラウド(パブリック/プライベート)での導入を容易にしているほか、ライセンスを従量制にすることで初期投資費用を抑えている。
用途と機能 | サーバーに対する特権IDアクセスを管理する |
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アーキテクチャー | サーバーへのアクセス(RDPによるWindowsの画面操作と、SSHによるLinuxのターミナル接続)を仲介するゲートウエイサーバーとして機能し、サーバーへのアクセスを代行する |
付加機能 | アクセス申請の承認ワークフロー機能 利用者によるサーバー操作を動画やテキストで記録するログ機能 |
価格(税別) | ログイン対象サーバー当たり月額5000円 |
発表日 | 2014年12月16日 |
出荷日 | 2015年1月 |