横河レンタ・リースの「Simplit プロビジョニング」は、ユーザー企業が指定した標準構成のパソコンを短時間で用意するサービスである。Windows 10が備える、OSやアプリケーションの構成を記述したプロビジョニングパッケージ(.ppkg)の仕組みを利用する。
プロビジョニングパッケージは、Windows 10がバージョンアップするごとに新たに作り直す必要があり、この作業がIT管理者の負担となっている。プロビジョニングパッケージの作成と更新を代行することで、より簡単にパソコンのマスターイメージを運用できるようにする。
プロビジョニングパッケージの作成と更新を代行してもらうことで、ユーザーはWindows 10のバージョンアップに合わせて構成ファイルを更新する必要がなくなる。マスターイメージを最初に1度だけ登録すれば、いつでも標準構成のパソコンを入手できる。
プロビジョニングパッケージにアプリケーションを組み込む作業や、Windows 10のバージョンアップ時に定期的にプロビジョニングパッケージをアップデートする作業は、横河レンタ・リースの提携企業であるSIベンダーの富士ソフトが担当する。
オプションのサービスとして、新規のパソコンだけでなく、既にユーザー企業に配備してあるパソコンに対するアップデートも実施する。パッケージ転送の仕組みには、横河レンタ・リースが提供している「Flex Work Place Unifier Cast」を使う。
Simplit プロビジョニングの概要
用途と機能 | Windows 10のプロビジョニングパッケージ作成・更新を代行することで、標準構成PCを短時間で入手可能にするサービス |
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価格 (税別) | 基本料金(月1回の設定変更、アプリ変更、半年に1回のアップデート対応)が年額36万円。プロビジョニングパッケージ1つあたりの料金は、インストールするアプリケーションが15個以下で年額60万円 |
発表日 | 2018年11月28日 |
提供開始日 | 2018年12月17日 |