OLTP(オンライントランザクション処理)系とDWH(データウエアハウス)系、異なるワークロードをいかに連携し高速処理するかがユーザーニーズとして浮かび上がってきた。カラムナーとインメモリーを活用することは各社共通だが、実装方法や活用指針には差がある。“脱バッチ処理”へと向かうトレンドを探った。          

(司会は森山 徹=日経コンピュータ)

(写真:北山 宏一)
(写真:北山 宏一)

司会:

 製品を見ると、各社とも「インメモリー」「カラムナー」がキーワードになってきました。こうした機能は、ビッグデータを扱いたいとか、クラウドで使いたいといったユーザーニーズに合っているのでしょうか。

日本マイクロソフト:北川

 データベースの利用形態は大きく、OLTP(オンライントランザクション処理)系とDWH(データウエアハウアス)系の二つに大別できますが、その中でさらなるパフォーマンスを求める顧客が増えています。ただし、今までのカリカリのチューニングを求めるというよりも、速くなれば速くなるだけビジネスをスムーズに動かせるようになる。そういった形でスピードを求め、売り上げに直結させたり、効率化を求めたりと、速度を生かして自由な分析をする顧客が増えています。

 そうした速度を求める顧客の選択肢として、チューニングだったり、アプライアンスだったり、フラッシュメモリーの活用だったりと様々なテクノロジー要素があります。その一つとしてインメモリーというものが注目を集めています。ただ、インメモリーテクノロジーに関して顧客はいろいろな不安を持っています。

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