図1●開発を進めるGPS付き移動体向け防災ラジオ
図1●開発を進めるGPS付き移動体向け防災ラジオ
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図2●amanekドローンを研究
図2●amanekドローンを研究
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図3●amanek車載パートナーロボットの協業を募集
図3●amanek車載パートナーロボットの協業を募集
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 アマネク・テレマティクスデザイン(代表取締役社長:今井武氏)は、2016年3月15日、V-Lowマルチメディア放送サービス「i-dio」のプラットフォームを活用した新たな取り組みとして日本初の「GPS付き移動体向け防災デジタルラジオ」の開発を開始したと発表した (図1)。FMとi-dioのチューナーを内蔵する。

 アマネク・テレマティクスデザインのジョイントベンチャー企業であるPCIソリューショズがソフトウエアモジュールを、バイテックシステムエンジニアリングが「i-dio」対応のチューナモジュールを担当し、リズム時計工業に供給する。リズム時計工業は、同ラジオ全体の設計開発を担当し、商品化、販売を担当する。

 アマネク・テレマティクスデザインが「i-dio」で放送する「Amanekチャンネル」では、高音質のミュージックやお出かけ情報を提供すると共に、位置情報を付した15分先の気象予報をTTS(自動音声:Text to Speech)データで送出する。この情報を「GPS付き移動体向け防災デジタルラジオ」が認識し、その場所での晴雨、豪雨・豪雪などの気象予報を読み上げる。さらに、いわゆる「V-ALERT」(関連記事)にも対応していく予定。

 同ラジオは、クルマのカップホルダーに収まるように、500mlペットボトルを模した外形とした。横置時は、家庭のインテリアにも溶け込み易いデザインとし、より生活の中に取り入れやすい防災ラジオを目指す。

 3月15日に開催された「amanekチャンネル メディアプレゼンテーション」において、「今年の秋には正式な製品発表をできる状態にもっていきたい」(今井武氏)と開発計画を説明した。

 アマネク・テレマティクスデザインは、このほかに、Amanekドローン(Amanekの放送波を使ってドローンを制御、 図2)や、車載用コミュニケーションロボット(図3)の開発にも取り組んでいく方針である。

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