米GoProは現地時間2016年1月25日、米Twitterの動画中継アプリケーション「Periscope」との連携について発表した。同日より、GoProの一部カメラから直接Periscopeで動画のライブ中継が行えるようになる。

 Periscopeは、Twitterが昨年3月にリリースした無料の単体アプリケーション。スマートフォンから手軽に動画をライブ中継でき、中継終了後24時間は再生可能なコンテンツとして保存される。視聴者は動画を見ながらコメントを投稿したり、ハートのスタンプを表示させたりできる(関連記事: Twitter、ライブ動画配信アプリ「Periscope」を発表、iOS版を公開 )。

 今月、Twitterのタイムライン上でもPeriscope動画を視聴できるようになったため(関連記事:Twitter上でPeriscope動画中継が視聴可能に、iOS版から)、GoProユーザーはPeriscopeで迫力ある動画を中継すると同時にTwitterユーザーにもビデオを配信し、「新しいファンを増やしたり、視聴者と交流したりできる」としている。

 対応するカメラは「GoPro HERO4 Black」および「同Silver」。米Wall Street Journalの情報によると、「iPhone」にPeriscopeアプリケーションがインストールされていれば、自動的に対応するGoProカメラを認識するので、すぐに動画中継が行えるようになる。iPhoneの画面をタップしてGoProカメラとiPhoneカメラを簡単に切り替えられる。

 GoProとTwitterは現在、ともに岐路に立たされており、ライブストリーミング分野の勢いを利用して新規ユーザーを獲得したい狙いだと、米メディア(TechCrunchなど)は指摘する。Twitterの株価は最安値を更新し、今月人員削減計画を発表したGoProも株価が低迷している。

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