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 米Twitterは現地時間2015年3月26日、スマートフォンから動画をライブ配信できる無料アプリケーション「Periscope」を発表した。すでにiOS版を公開しており、現在Android版の開発に取り組んでいるという。

 Periscopeは、Twitterが1月に買収した新興会社が手がけており、独立したアプリケーションとして提供する。

 Periscopeでは、スタートボタンをタップして手軽にライブ配信が行える。中継を始めると、すぐにフォロワーに通知が送られる。視聴者は、中継を見ながらコメントを投稿したり、画面をタップしてハートのスタンプを表示させたりできる。

 中継終了後、24時間は再生が可能。再生コンテンツに対してもコメント投稿やハート表示が行える。ライブ配信者はいつでも再生コンテンツを削除できる。

 配信対象を限定するには、中継を始める前にカギアイコンをタップして、見てもらいたい相手を指定する。

 小鳥アイコン(Twitterアイコン)をタップすると、中継を開始する際、Webまたはアプリケーション内でライブ配信を視聴するためのリンクがTwitterに投稿される。

 米New York Timesの報道によると、Twitterは約2週間前、競合のライブ配信アプリケーション「Meerkat」によるTwitterへのアクセスを制限した。Meerkatはこの1カ月で人気が急上昇しているアプリケーションで、人気テレビ司会者のJimmy Fallon氏など著名人も使用している。TwitterのPeriscope発表と同じ日に、MeerkatはベンチャーキャピタルGreylock Partnersが率いる投資家グループから1400万ドルを調達したことを明らかにした。出資者には、「YouTube」の共同創業者Chad Hurley氏や人気俳優のJared Leto氏が含まれているという。

 なお、Meerkatにはライブ配信後のコンテンツを保存および再生する機能は無い(英Reutersの情報)。

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