米Twitterと米Googleがオンライン検索に関する提携を結んだと、米Bloombergが現地時間2015年2月5日に報じた。Twitterに投稿されたツイートがほぼリアルタイムでGoogleの検索結果に反映されるようになる。

 Bloombergが関係者から得た情報によると、両社のエンジニアはすでに提携に基づいた共同作業に取り組んでおり、今年前半には投稿直後のツイートがGoogle検索の結果に含まれるようになる。

 Google検索では、Twitterのコンテンツはクローリングによって取得する必要があったが、今後はTwitterが提供するデータ取得用API「Firehose」を通じて自動でデータのフィードを受けとる。

 TwitterとGoogleは2009年にも同様の提携を結び、リアルタイム検索を提供していたが、契約更新に関して折り合いが付かず、2011年に提携を打ち切っていた。

 Bloombergをはじめ米メディア(New York TimesTechCrunchCNETなど)のいずれも両社から正式なコメントを取れておらず、今回の提携の条件は明らかになっていない。

 Twitterは、Twitterユーザー以外にもツイート閲覧を拡大することで、広告収入の増加を図っている。米Microsoftの「Bing」や米Yahoo!の検索エンジンにもFirehoseへのアクセスを提供しているほか、2月3日には広告ツイート「Promoted Tweet」の外部への配信拡大を発表した(関連記事:Twitterが広告ツイートを拡張、Yahoo! JAPANなどでも表示へ)。