画面●広告ツイート「Promoted Tweet」の例
画面●広告ツイート「Promoted Tweet」の例
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 米Twitterは現地時間2015年2月3日、広告ツイート「Promoted Tweet」(プロモツイート)の掲載範囲を拡張し、Twitter以外のアプリケーションやWebサイトでも表示されるようにすると発表した。これにより広告収入の増加を図る。

 Promoted Tweetはこれまで、Twitter内のタイムラインと検索結果に表示されていたが、提携するアプリケーションやWebサイトでも掲載されるようになる。

 広告主は、Twitter内で特定のユーザー層を対象に広告キャンペーンを実施すると同時に、外部でも同様のユーザー層をターゲットにした広告を出稿できる。

 Twitterは今回の発表に先立ち、米Flipboardのソーシャルマガジンアプリケーションで限定的なテストを実施していた(画面)。日産自動車などがTwitterとFlipboardへの同時広告出稿を試し、結果は「Flipboardにとっても広告主にとっても期待を抱かせるものだった」としている。

 今後、Flipboardに加え、ヤフーの「Yahoo! JAPAN」サイトにもPromoted Tweetが表示される。

 Twitterの通常のツイートはすでに様々な外部メディアで表示されており、2014年第3四半期にTwitter外で表示されたツイートのインプレッションは約1850億に上ったという。Promoted Tweetを拡張することにより、広告主は様々なプラットフォームで、ターゲットを絞り込んだ大規模な広告キャンペーンを展開できると、Twitterは述べている。

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