図●国民生活センターが配布する「見守り新鮮情報」
図●国民生活センターが配布する「見守り新鮮情報」
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 国民生活センターは2015年1月28日、同センターをかたって「あなたの個人情報が漏れているので、削除してあげる」などと持ち掛ける電話が報告されているとして注意を呼びかけた()。そのような電話は詐欺なので、相手にせず、すぐに電話を切るようアドバイスしている。

 個人情報の漏洩事件が相次いでいることを受け、国民生活センターなどの公的機関をかたり、漏洩した個人情報の削除を持ちかける詐欺が2014年後半から増えている(関連記事:「漏洩した個人情報を削除します」詐欺が急増、1000万円以上の被害も)。

 今回報告されたケースでは、国民生活センターを名乗る男性から電話があり、「あなたの個人情報が3社に漏れているので削除します。30分くらいしたらまた電話します」と言われたという。

 その後、「2社は削除できたが、1社はできなかったので○○さんを紹介します」という電話があったが、電話を受けた人は意味が分からなかったので、「そんなこと知りません」と言って電話を切ったため被害はなかった。

 同センターでは、「個人情報を削除する」などと言って公的機関が電話をかけることは絶対にないと強調。そのような電話は詐欺なので、相手にせずにすぐに切るようアドバイスしている。話を聞いてしまうと、様々な理由をつけて金銭を要求されるという。また、金銭を要求された場合は、絶対に支払わないよう呼びかけている。

[国民生活センターの情報]