米Facebookは法人向けサービス「Facebook at Work」を開始し、現地時間2015年1月14日にiOS版アプリケーションAndroid版アプリケーションを限定公開した。

 Facebook at Workのヘルプページによると、Facebook at Workでは、個人のFacebookアカウントとは別に仕事用アカウントを設定し、Facebookの機能を使って同僚とやりとりできる。仕事に関するニュースや情報をニュースフィードで確認するほか、グループを作成して共同作業を進めたり、1対1あるいはグループ内でチャットしたりできる。

 仕事用アカウントを通じて共有したコンテンツは、社内のユーザーのみに表示される。共有コンテンツを閲覧可能なユーザーを個別に指定することも可能。

 Facebook at Workで仕事用アカウントを設定するには、会社がFacebook at Workに登録している必要がある。

 Facebook at Workに関しては、昨年11月に開発中であることが報じられ、2015年1月初旬のサービス立ち上げを目指していると伝えられた(関連記事:法人向けSNS「Facebook at Work」開始か、LinkedIn、MS、Googleに対抗)。

 米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、モバイルアプリケーションは当初、パイロットプログラムに参加している企業のみダウンロードできる。Facebook at Workの基本的機能やルック&フィールは通常のFacebookサイトと同様だが、広告を表示せず、ユーザーデータを収集しない点などが大きく異なる。