米Appleの最新Apple TV向けApp Storeでダウンロード可能になったアプリの数は2015年12月9日時点で2624本となった。こうした調査結果をアプリのマーケティングリサーチを手がける米appFiguresが公表した。

 新型Apple TVの出荷が開始され、そのApp Storeサービスが始まったのは今年10月末。それから1カ月余りということを考えると、2624本という数は順調だと、appFiguresは指摘している。同社は今後1カ月ほどでApple TVアプリの数が5000本に、2016年の早い時期には1万本に達すると予測している(関連記事:「Apple TV」の新モデル、オンラインで販売開始、出荷は10月31日から)。

 また、米MacRumorsの記事は、tvOS用App Storeの成長速度はiOS用App Storeのそれに似ていると伝えている。2008年7月に500本のアプリでスタートしたiOS用App Storeは、4カ月後に9676本、半年後に1万5000本がそろった。

 appFiguresの調査結果を詳しく見ると12月9日時点で最も多いApple TV用アプリのカテゴリーはゲームだった。その本数は1002本で、全体の38%を占めた。これに次いだのがエンターテインメントで417本。このあと教育の175本、ライフスタイルの138本、ユーティリティーの112本と続いた。

 一方でダウンロード数の多い上位50本のアプリのうち、エンターテインメントが28本を占めた。ゲームはこれに次ぐ8本で、ニュースは5本、スポーツは4本、教育は2本となった。appFiguresによると、上位10本のアプリはいずれもコンテンツストリーミング用アプリだった。「Apple TVは、ゲームに最適な端末と言えるが、現時点で多くの消費者はお気に入りの番組を見るために利用しているようだ」とappFiguresは述べている。

 このほかの調査結果を見ると、全体の61%が無料アプリだった。また有料アプリの85%は価格が0.99ドル~2.99ドルだった。

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