特許関連の情報サービスを手がける米IFI CLAIMS Patent Servicesは現地時間2016年1月13日、米特許商標局(USPTO)が発行した特許件数のランキングを発表した。2015年の米国特許取得件数は米IBMが最も多く、23年連続で首位の座を維持した。

 2015年の米国特許発行件数は29万9365件で、2014年の30万678件と比べ0.4%減少した。前年を下回るのは2007年以来となる。

 IBMが2015年に取得した特許は7355件で、前年の7534件(関連記事)から減少した。2位は韓国Samsung Electronics(5072件)、3位はキヤノン(4134件)と、上位3社の顔ぶれは前年と同じだった。

 米Qualcomm(2900件)と米Google(2835件)はそれぞれ前年から3つ順位を上げて4位と5位につけた。東芝(2627件)は6位と変わらず、ソニー(2455件)は前年の4位から7位に順位を下げた。

 韓国LG Electronics(2242件)は1つ順位を上げて8位に、米Intel(2048件)は16位から9位へとトップ10圏内に返り咲いた。

 パナソニック(1474件)は前年の10位から18位に、米Microsoft(1956件)は5位から10位に転落した。米Apple(1938件)は前年に引き続き11位だった。

 上位50社のうち、米国企業が20社と最も多かった。特に躍進したのは米Amazon.com(1136件)で、前年の50位から26位にジャンプアップした。日本企業は16社、韓国企業は6社、中国はHuawei Technologies(華為技術)1社のみだった。

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