写真1●iOS 8用手書き文字入力アプリ「mazec(マゼック)」でカレンダーアプリに文字入力するところ
写真1●iOS 8用手書き文字入力アプリ「mazec(マゼック)」でカレンダーアプリに文字入力するところ
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写真2●ノートアプリ「MetaMoJi Note」の法人版
写真2●ノートアプリ「MetaMoJi Note」の法人版
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 MetaMoJi(メタモジ)は2014年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2014」において、手書き文字入力アプリ「mazec(マゼック)」と手書きノートアプリ「MetaMoJi Note」の法人版を出展している(写真1、2)。

 目玉となるのが、iOS 8の「外部キーボード」機能に対応し、iPhone/iPad用のアプリに直接手書き文字入力ができる「mazec for Business(iOS)」だ。ITpro EXPO 2014出展に合わせて発表。11月から提供開始する予定だ(関連記事:MetaMoJiがiPhone/iPad用手書き認識アプリ「mazec」の法人版)。年間使用料は1ライセンス当たり3000円から。

 MetaMoJiは従来からAndroid版とWindows版の法人版mazecを販売している。だが、企業からは「iPad(iOS)でmazecを使いたい」という引き合いが強いという。こうした企業は従来はiOS用mazecに当たる「7notes Pad+WC」アプリを導入していた。展示ブースでは紳士服専門店のはるやま商事や料理教室のABCクッキングスタジオによる手書き入力アプリの導入事例を紹介している。

 従来版の「7notes Pad+WC」は、iOSの制約から、原則としてWebブラウザー内でしか動作しない。申込書などをWebアプリケーションとして設計していれば問題なく手書き入力できるが、Webではない「ネイティブアプリ」に手書き入力するのは困難だった。

 米AppleのiOS 8リリースと、mazecのiOS 8対応によってこの問題がおおむね解消した(関連記事:落とし穴だったiOS 8の「フルアクセス」、不安定な新版OSで混乱も(MetaMoJi 浮川和宣代表取締役社長、浮川初子代表取締役専務))。MetaMoJiはこれを機に、法人向けに大々的にmazecを売り込んでいきたい考え。展示ブースでも手書き入力の手軽さを強調している。