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「コードを書かなくなったら一人前」、そんな業界構造を変えたい

Increments 及川卓也プロダクトマネージャ

2016/01/28
玉置 亮太=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 「プログラマーの地位を上げたい」。グーグルからベンチャー企業のIncrements(インクリメンツ)に転じた及川卓也プロダクトマネージャは、穏やかな表情の中にも力を込めて語る。情報共有サービス「Qiita(キータ)」を通じ、プログラマーをはじめとするITエンジニアの交流や情報発信を後押し。盛り上がりの気運を見せるプログラミング教育を歓迎しつつ、「学んだ子たちが将来がっかりしないためにも、プログラミングという仕事の魅力を高めたい」と強調する。

(聞き手は玉置 亮太=日経コンピュータ


グーグルからインクリメンツに転職した理由や背景は何でしょうか。

 「エンジニアの立場がわかるプロダクトマネジャーがほしい」と、インクリメンツの創業者(海野 弘成氏)から頼み込まれたのがきっかけだ。初めて会ったのは2012年。「情報共有を通して、ITエンジニアに成長・成功してほしい」という理念に、意気投合した。

「ソフトを通じて世の中をよくする思想はグーグルに通じる」と語る及川氏
[画像のクリックで拡大表示]

 私はグーグル時代には、Webブラウザーの「Chrome」やHTML5関連のエンジニアリング、社内外の技術者や開発者同士の交流を支援するデベロッパーリレーションなどを担当していた。グーグルはテクノロジー・オプティミストの集団だ。個人の能力を生かせる技術が社会へとつながり、世の中全体を良くしていくという発想が根底にある。インクリメンツに共通する発想だ。

 最初から入社することになるとは思っていなかった。ただ、グーグルのITエンジニアも非公式ながらQiitaへ投稿するなど、社内でその存在感は高まっていた。

自身でも、グーグルの次を考えていたのですか?

 そういう時期だった。グーグルに残る、辞めるなど、いろいろな可能性を探っていた。

Qiitaの特徴を改めて教えてください。

 一言で言えば、プログラミングが中心のITエンジニアが、知識やノウハウ、プログラミング上のTipsを共有するサービスだ。基本的な機能は、記事の投稿やタグ付けによる記事の整理、検索など。タグのほか、興味のある投稿者をフォローして、記事の更新状況を定期的にチェックするなど、ソーシャルメディアの要素も持っている。

 気に入った記事をストック(保存)しておいて、後から読み直したり自分なりに整理したりすることもできる。各記事がストックされている件数も分かるため、有益な記事をたくさん投稿してコミュニティに貢献(コントリビューション)している度合いも数字で分かる。

投稿されている記事の件数は10万件を超えている。...
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