韓国サムスン電子は2015年8月13日に米ニューヨークで新製品発表イベント「Galaxy Unpacked 2015」を開催し、最新スマホ「Galaxy Note5」と「Galaxy S6 edge+」をグローバル向けに発表した(関連記事:サムスンが「Galaxy Note5」や「S6 edge+」を発表、Unpackedイベントで)(写真1)。
このイベント後、米国では予約受付が始まり、価格も明らかになった。また8月21日からは米国やアジアなど世界各国で販売も始まっている。本記事ではこれらの動向を取り上げつつ、今回のUnpackedイベントを振り返る。
ニューヨークで新Galaxyをアピール
例年、サムスンはドイツ・ベルリンで9月に開催される家電見本市「IFA」に合わせて、Galaxy Noteシリーズの新機種をリリースしてきた。しかし2014年にアップルは、サムスンのイベントから1週間後に5.5インチの「iPhone 6 Plus」を発表。大型スマートフォンという製品カテゴリーを切り開いてきたサムスンのお株を奪ってしまった。
これに対して今年のサムスンは先手を打ち、8月13日に製品を発表し、翌週末の21日から発売することで、iPhoneに先んじて新製品を投入する作戦に出た。もちろんiPhoneの登場は避けられないものの、話題を持っていかれることは回避できた形だ。
8月13日の発表会後、ニューヨークでは早速Galaxy Note5など新機種のプロモーションが始まった。ニューヨークのソーホー地区にあるショールームを兼ねたショップ「Galaxy Studio SoHo」にNote5やS6 edge+の実機が並んだ(写真2、3)。