「60年続けてきた半導体製造を手放すIBM、『Watson』に社運を賭ける」と「日本IBMのイェッター社長、IBM最大の事業部門の責任者に就任」という記事を公開しています。少し前に、「IBMショック、日本メーカーへの波及は」という日記を書きましたが、局面の打開に向けて青い巨人手を打ち始めたようです。

 前者に登場するのは、人工知能を搭載するコンピュータであるWatsonを使ったデータ分析関連のソリューションです。話題先行の感が強かったWatsonが一気に前面に出てきた感があります。

 後者は減収が続いていた日本IBMを増収基調に変えたマーティン・イェッタ―社長を米本社のグローバル・テクノロジー・サービス部門の責任者に据える、というニュースです。

 経営は人によって変わります。日本の前にはドイツのIBMでも成果を上げたイェッター氏着任か、それともクイズ番組で人を超えたWatsonがIBM復活ののろしとなるのか、追いかけていきます。