写真●日本IBMのマーティン・イェッター社長
写真●日本IBMのマーティン・イェッター社長
[画像のクリックで拡大表示]

 日本IBMのマーティン・イェッター社長が2015年1月1日に、米IBMの最大の事業部門である「グローバル・テクノロジー・サービス」部門の責任者に就任する。それに先立ち2014年11月3日付けで、IBM本社のシニア・バイス・プレジデントに就任した。米「Wall Street Journal(WSJ)」が3日に報道し、日本IBM広報が事実関係を認めた。イェッター氏が日本IBM社長を退任するかどうかや後任人事などは未定。

 イェッター氏が責任者に就任するグローバル・テクノロジー・サービス部門は、IBMの2014年7~9月期決算において全社売上高の41%を占めるというIBM最大の事業部門である。7~9月期の売上高は92億ドルで、前年同期に比べて3%減少している。イェッター氏が率いる日本IBMは、2014年4~6月期決算まで7四半期連続で増収を記録した。日本における成功体験を全世界に広げることがイェッター氏のミッションとなる。