NEC、富士通、日立製作所、NTTデータという大手4社の2016年3月期中間決算が出そろいました。2015年問題という言葉もあり、全社好調かと思っていましたが、増収増益は日立とNTTデータの2社だけで、富士通は増収減益、NECは減収減益です。

 各社の詳細は、「富士通が2016年春にPCと携帯の新会社を設立へ、上期決算は増収減益」「NECの2015年4~9月期決算は減収減益、官公庁と通信事業者向けで伸び悩み」「NTTデータの2016年3月期上期決算は増収増益、総額107億円の不採算案件が発生」「日立、2016年上期決算は増収増益、270億円の構造改革費用で2000人を再配置」にあるとおりです。

 金融機関向けビジネスの規模が好不調を分けたようです。ハードメーカーはもう一段の構造改革を迫られているようにも見えます。

 少し前に、「アマゾン、グーグル、マイクロソフト、同日の決算発表」という日記を書きました。両者の差はどこにあるのか、考えます。