米アマゾン・ドット・コム、米グーグルの持ち株会社である米アルファベット、米マイクロソフトの3社が同じ10月22日に2015年7~9月の四半期決算を発表しました。各社の業績は、「Amazon.comのQ3決算は予想外の黒字、売上高は23%増」、「GoogleのQ3決算、モバイル急伸で増収増益、アナリスト予測を上回る」、「Microsoftの7~9月期決算は減収増益、クラウドが好調」で、それぞれお伝えしています。
日付の一致は偶然でしょうが、記事を読んでいると共通点が浮かび上がってきます。企業向けクラウドの力強さです。
アマゾンの記事には、「AWSの売上高は前年同期比78%増の20億8500万ドル。営業利益は同432%増の5億2100万ドルと大きく伸び、北米事業の営業利益、5億2800万ドルに匹敵する規模となった」という一節が、マイクロソフトの記事には「『Office 365』の収入は前年同期と比べ70%近く成長し(為替の影響を除く)、消費者向けOffice 365のサブスクリプション総数は1820万人に増加」、あるいは「『Azure』は売上と演算使用とも2倍以上に拡大した」という箇所があります。グーグルの好業績はタイトルにあるようにモバイルの急伸が大きいのですが、企業向け事業を含む「その他の収入は18億9400万ドルで、同11%増加」です。
クラウドの勢いがどこまで続くのか。追いかけていきます。