ITproリニューアルに合わせた新企画として「ソフトウエア、それが問題だ Software Matters」をスタートさせました。1回目の今日は「日本のリーダーはソフトウエアの本質を理解していない」を公開しています。

 「問題じゃない」あるいは「大したことない」を意味する「It doesn't matter」をもじった「IT doesn't matter」という論文をニコラス・G・カーがハーバード・ビジネス・レビューに発表したのは2003年5月のことでした。この論文を元にした書籍は「ITにお金を使うのは、もうおやめなさい」として日本でも出版されましたから、ご記憶の方も多いでしょう。

 13年が経ちましたが、ITはともかくソフトウエアは企業にとって大きな問題になっています。極めて重要なもの、と言ったほうが正確でしょう。記事からもひしひしと伝わってきます。

 米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス会長兼CEO(最高経営責任者)は、ひところ「開発者のことを錬金術師」と呼んでいたそうです。新しいデジタルサービスを迅速に展開するため、ソフトウエア技術者を雇い内製化を進める企業も増えています。

 不可能をソフトウエアが可能にする時代が到来しています。