10年ほど前でしょうか。RFID(無線IDタグ)という言葉をよく聞きました。当時は流通や物流を一変させる可能性がある技術だとして注目が集まっていたと記憶しています。

 この言葉を久しぶりに目にました。「デリー・ムンバイ間の物流をRFIDで可視化、NECがインドにサービス企業を設立」です。

 記事によると「RFIDを使ってコンテナの位置情報をクラウド上に収集する。コンテナ番号で検索することによって、デリー・ムンバイ間を鉄道やトラックで輸送中のコンテナの正確な位置情報をリアルタイムに確認できるようにする。荷主や運送業者など物流に関わる各事業者がサービスを利用することで、輸送リードタイムの短縮や在庫削減、生産計画の精度向上などを実現」するのだといいます。

 RFIDは死んでいません。むしろグローバルに実力を発揮し始めた時期なのでしょう。今はIoT(Internet of Things)に包含されていると考えるべきかもしれませんが、改めてRFIDの力を感じます。