企業におけるデータの取扱量は飛躍的に増大している。データ量の増加を支えているのは,ハードディスクやテープなどの各種ストレージ装置である。1台の装置や一つにメディアに格納できる容量は増え,入出力速度の向上も進んでいる。さらに,サーバーに直接つなぐ外付けディスクやテープ装置だけでなく,SAN(Storage Area Network)環境やNAS(Network Attached Storage)などのネットワーク型ストレージもある。これらの技術の基礎を解説しよう。

Part1 ハードディスク・ドライブの内部構造  
Part2 テープ・ストレージの内部構造 
Part3 ATAやSCSIなどのインタフェース  
Part4 ネットワーク型ストレージ