来る5月19日,国内最大級のアフィリエイト・プロバイダーA8.netが主催するA8フェスティバルが開催されます。

 これは,ブログなど自分のWebサイトを通じて,好きな商品・愛用商品の紹介販売をしているアフィリエイター(ネット購買&販売代理人)が一堂に会する参加費無料のイベントです。ここでは,普段,愛用している商品,興味を抱いている広告主=ECサイトの商品を直接見て,触れて,試すことができるのです。

 また,A8フェスティバルは,起業と生活者が出会う「新しい交流の場」でもあります。ECサイトの担当者と,心あるアフィリエイターが出会い,名刺とメール・ブログの交換をして,共感の和と絆とを深める絶好の機会なのです。

 私たち久米繊維もA8フェスティバルに参加して,この貴重な機会を最大限に生かそうと準備を整えました。短いセミナーの持ち時間と小さなブースを有効活用して,どれだけ多くの「未来のロイヤル・カスタマー&マーケティングパートナー」と出会うことができ
るか,「今できることはすべて試す」覚悟で挑戦します。

社長自ら講演をする。ブースで直接対話する

 このイベントでは,出展するECサイトの有志が,アフィリエイター向けのセミナーを開くことができます。今回はセミナー会場が一カ所だけですので,同じ時間帯で企業同士が競争をして参加者が分散することはありません。ですから,自社で単独開催するよりも,多くの優秀なアフィリエイターの前でお話をさせていただくチャンスだと言えます。

 もちろん,私たちも真っ先にセミナー講師に手を上げました。そして,微力ながら社長である私自らが,心をこめてお話をさせていただきます。それこそが,アフィリエイターのみなさまに,最大の敬意と誠意を示す「おもてなし」だと思うからです。同時に,社長
によるプレゼンテーションこそが,まだ無名に近い私たちの「企業理念」と「商品の魅力」をお伝えする最良の手段だと考えたからです。

 1つのセミナー会場を,多くのECサイトで時間を分かち合いますから,持ち時間はわずか20分です。私たちがいただいた時間帯は,幸運にもフェスティバル冒頭の時間でした。まだ来場者が少ないという懸念がある一方で,本当にやる気があるアフィリエイターに新鮮な気持ちで聴いていただけるという美点があります。

 さらに,冒頭でセミナーを終えれば,その後に,ご関心のあるアフィリエイターの方々に出展ブースまでおいでいただく時間もたっぷりあります。そこで,短いセミナーではお話できなかったことを個別にお伝えすることもできるでしょう。もちろん,セミナー後も,フェスティバル終了時間まで,弊社ブースで社長の私が控えております。この機会に,多くのアフィリエイターと直接お話をさせていただこうと思います。

クリエイター・プロデューサーと出会う好機

 今回のイベントに際して,「私がTシャツを愛するアフィリエイターだったら誰に会いたいか」ということを真剣に考えました。その時,真っ先に思い浮かんだのは,独創的なアートTシャツを次々に生み出しているクリエイターやプロデューサーの笑顔と作品の数々でした。私自身も,クリエイターの方々とお会いして,ご自身がデザインしたTシャツへの熱い思いをお聞きするのは「至福のひととき」なのです。

 そこで,先に,このコラムでもご紹介しました「戦国武将と変わり兜」をモチーフに独創的なTシャツを世に問う「もののふ」の方々にご登場をお願いしました。誰より熱い想いを抱いて「もののふ」ブランドを確立したプロデューサーの田中さんは,快く引き受けてくださり,クリエイターの方々にも声をかけてくださいました。セミナーの中でも,壇上に並んでいただいて「もののふ」クリエイターの方々のご紹介をいたします。そして,ブースや会場でお見かけしたら声をかけていただいて,着ている作品について語り合っていただければと思います。

 クリエイターやプロデューサーが語る商品についての想いも,可能であればビデオに収めて,後ほど双方のサイトを通じてネット公開してみたいと思います。

実際に商品を見てもらう,触ってもらう

 今回のイベントで「最も期待していること」の1つは「私たちのTシャツを体感していただく」ことです。いくらネットを通じて画像や言葉を尽くしたところで,Tシャツに触れた時に「五感に訴えるもの」とは大きく隔たりがあるからです。だからこそ,一見すると「どれも同じに見えてしまう」Tシャツは「価格競争」に巻き込まれやすいわけです。

 A8フェスティバルでは,映画「不都合な真実」のアカデミー賞受賞効果などエコロジーへの関心が高まる中で注目されている「オーガニックコットン」のTシャツを中心にご用意いたします。実際に見て触れて,そのやさしい色合いや味わいを楽しんでいただければと思います。

 また,ネット販売はしておりませんが,日本いいもの再発見「Zekoo」で好評を博している最上質な「色丸首」の現物も展示して,これまでのTシャツの常識を超える質感を実感していただく予定です。

 そして「バーチャル百見は,リアル一見にしかず」なのは,アーティストのTシャツも同じことです。クリエイターが参集してくださる「もののふ」のTシャツや,三宅島と知床のNPO(非営利組織)を支援するための「EOLウエイズ」のTシャツ等も,当日は展示いたします。その精妙な筆致や写真の味わいや,美しい色合いを体感していただければ,こんなに幸せなことはありません。

来場アフィリエイト限定!モニター価格で販売

 さらに,商品を見て心を動かしてくださった方には,ぜひ実際に着て,洗って,試していただきたいのです。そこで,通常は定価直販をしている久米繊維謹製品ですが,A8フェスティバルで私たちのセミナーやブースに足を運んでくださった方限定で,モニター価格で販売させていただくことにしました。無地製品につきましては,無農薬有機栽培のオーガニックコットンTシャツと,弊社の定番中の定番である”楽”Tシャツを,それぞれ50枚限定販売いたします。

 そして,「もののふ」を始めとするアーティスト作品につきましても,特別にモニター販売をさせていただきます。ただし,すべて受注生産ですので,当日お申し込みをいただいて後,後日作品をお届けすることになります。モニターとは申しましても,特別に規定のレポートをしていただくわけではありません。何度か着て洗って,もしも心に響くところがあったら,ご自身のメディアで心に浮かぶままに書いていただければと思うのです。

チームオーダー相談会で,今年有効の特別価格

 今回は,チームオーダー相談会も行います。Tシャツの楽しみ方の最たるものは,気の合う仲間とオリジナルのTシャツをチームオーダーすることだからです。一度,オリジナルのTシャツを創って着る楽しみを味わったら,Tシャツに対する見方も考え方も変わるでしょう。

 いつかは作りたいと思いながら,きっかけがつかめなかったり,具体的な方法で悩んでいるケースも多いでしょう。また,作ってはみたものの満足できなかったこともあるかもしれません。当日は,チームオーダー経験が豊富な甲斐ネット店長も同席しておりますので,ぜひ素朴な疑問をぶつけてくだされば幸いです。まどろっこしいメールや電話のやりとりよりも,はるかに中身の濃い双方向の問答ができるはずです。

 今回ブースに相談に来てくださったアフィリエイター限定で,今年1年1回限り有効の優待価格サービスを提供させていただきます。この相談会でじっくりご相談いただいた後,クラブやサークルなどのお仲間と検討していただいて,試合や発表会のタイミングなどと合わせてお作りいただけるようにしました。

人気投票。熱いメッセージ大賞で作品謹呈。

 加えて,作品をさらに楽しんでいただくために,弊社ブースでは,無地Tシャツ2点と,アーティスト作品8点を展示して人気投票とメッセージ公募をいたします。

 ただ人気投票をして数を競ったり抽選をしても心がこもりませんし,多くの人に受けいれられる作品が良い作品というわけではありません。そこで好きな作品を1つ選んで,熱い感想を書いていただくことにしました。その感想メッセージを,作品を生み出したクリエイター,プロデューサーが,無地Tシャツであれば,社長の私やネット編集長,店長が精読させていただき,最も嬉しくまた参考になった意見を1つ選びます。その意見を寄せてくださった方に,作品を謹呈したいと思います。

 用紙での人気投票については,セミナーなどでお知らせして,イベントも佳境を迎える15時ごろブースで発表したいと思います。アーティスト作品については,ご希望があればサインをしていただけるかもしれません。

心あるトラックバックを下さった方とパートナーシップ

 加えて,15時まで会場にいられない方や,他のセミナーに出たい方のためにも,作家とのコミュニケーションの場を設けました。私たちの商品サイトが,ブログベースでトラックバックの受付ができることを利用した方策です。

 後日,熱いメッセージをご自身のブログに書いて,指定の作品ページにトラックバックしてくださったら,それを作家や社長が精読します。そして,最も感銘を受けたメッセージのお礼として,作品を謹呈するのです。

 もちろん,無地商品の感想や,チームオーダーしたTシャツの自慢も,当日会場でお配りした商品別,作品別のトラックバックURLに寄せていただけるようにしました。そうすれば,商品ページを訪れた他のお客様に役立つ意見を見て,アフィリエイターのブログも訪問されることになるでしょう。その結果,アフィリエイターの方々の売上にも貢献できるかもしれません。

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 今回のA8フェスティバルを好機に,心あるアフィリエイターのみなさんと,クリエイター・プロデューサー,そして私たちメーカー関係者との絆を,ぜひとも深めたいと考えています。そして,イベント後もブログやメールを通じて,さらには単独開催の交流会などを通じて,共感できる場をバーチャル・リアル問わず提供していきたいと思います。

 ロイヤルカスタマーでもあるアフィリエイターやブロガーと共感の輪を広げることは,Web2.0時代の経営者にとって新しくて最も意義深い仕事のひとつでしょう。