ここ数週間、Skypeに関して私のまわりでいくつか新しいことがありました。今回は二つほど紹介したいと思います。
まず一つ目ですが、以前紹介したロジテックのSkype端末「LAN-WSPH01WH」(以下、Skype Phone端末と勝手に呼びます)が、無線サービス「FON」で使えるようになったことです。ロジテックのサイトで新しいファームウエアが公開され、対応できるようになりました。
私は、このSkype Phone端末がすぐにFONに対応すると予想していました。FONはSkype社が出資しているプロジェクトなので、FON側がSkype Phone端末だけ特別扱いして、FONのアカウントが無くても使えるようにするのではないかと考えたのです。実際、これまでもFONでは、SkypeのWebサイトに認証なしで接続できていました。一方,他のサイトへの接続やSkypeで通話しようとすると、認証が必要でした。
しかし、FON側がSkype Phone端末を特別扱いするのではという予想は外れました。考えてみれば、日本だけで1万カ所もあるFONのアクセスポイントの機能を入れ換えるより、ロジテックのSkype Phone端末のファームウエアをアップデートする方が楽です。また、認証なしでSkype Phone端末からFONを使えるようにすると、SPIT(SPAMの電話版)問題が出る恐れがあります。Skypeのユーザーからいたずら電話がかかってきても、SkypeのIDはほとんど個人情報を入れずに取得できるため、誰がかけているかすぐにわかりません。この点、FONで認証をしていれば、発信しているユーザーを突き止められます。利便性と非匿名性について考えられた結果、FONでの認証を変えずにSkype Phone端末で対応させたのかもしれません。
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写真1●ソニーの「mylo」 Skypeを搭載しており、FONなどの無線LANに接続できる。 [画像のクリックで拡大表示] |
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写真2●ポケットに入る「mylo」 [画像のクリックで拡大表示] |
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2つ目は、携帯端末「mylo」を試用させていただいたことです。myloはソニーが作った「パーソナルコミュニケーター」です(写真1)。パーソナルコミュニケーターと聞いても何なのかわかりにくいのですが、それもそのはずで、ソニーはこの端末で新しい分野を作りだそうとしているようなのです。
実物のmyloを初めて見た時に一番驚いたのは、その小ささです。実物を見るまでは、PSPぐらいの大きさを想像していましたが、実際のmyloはかなり小さく、携帯電話に近いサイズです(写真2)。電波が出ない携帯電話にキーボードがついたような感じで、マイクを搭載しているので、携帯電話のように耳にあてて通話できます。
このmyloには、見慣れたソフトウエアが入っています。まず、通話用にSkypeを内蔵しています。もちろん、PCのSkypeと通話できます。さらに、グループチャットも可能です。また、Operaブラウザも入っているので、FONにもBBフォンの認証にも対応しており、マクドナルドなどでもSkypeで話せます。
さて次回は、myloをどのように使うかレビューしていきたいと思います。