米Appleが1月9日(米国時間)の「Macworld San Francisco」で発表した「iPhone」。同社のSteve Jobs CEOが自らデモしたiPhoneのユーザー・インターフェースを紹介する動画レポートの後編では, iPhoneアプリケーション最大の目玉である「Googleマップ」などの機能を紹介しよう。
●→【前編】:Phoneの画面から瞬時にiPodアプリケーションが起動
●→【中編】:留守電管理,SMSなどメッセージング関連のデモを紹介
動画9:iPhoneのSafariで,Amazon.comやNew York Timesのサイトを閲覧
動画9は,iPhoneのWebブラウザ「Safari」を使ってAmazon.comを閲覧しているデモだ。Webブラウザはズーム・イン,ズーム・アウトに対応しており,デモでもAmazon.comのページ全体を確認したうえで,特定の商品を選択するためにズーム・インしたりしている。さらにSafariは,タブ・ブラウジング機能にも対応している。動画9の後半では,Amazon.comのWebサイトから,その前に見ていた「New York Times」のWebサイトにすばやく移動している。
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動画9●iPhoneのSafariで,Amazon.comやNew York Timesのサイトを閲覧 [画像のクリックで動画を再生] |
動画10:iPhoneでWidgetsを利用しているところ
iPhoneは,Mac OS Xで使われているミニ・アプリケーション「Widgets」にも対応している。動画10は,各所の現在の天気を表示するミニ・アプリケーションを起動したところ。
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動画10●iPhoneでWidgetsを利用しているところ [画像のクリックで動画を再生] |
動画11~12:iPhoneアプリケーションの最大の目玉「Googleマップ」
iPhoneアプリケーションの最大の目玉は,「Googleマップ」である。GoogleマップはiPhoneが搭載するWebブラウザで利用するのではなく,内蔵のアプリケーションになっている。住所と電話番号をGoogleマップで検索して,その番号にそのまま電話をかけることまで可能だ。
動画11は,GoogleマップからMacworldの会場である「Moscone Center West」を呼び出したうえで(Moscone Center Westの場所はアプリケーションのリストに事前に登録してあった),Moscone Center West周辺のスターバックスをその場で検索している。Jobs氏はタッチパネル下部に表示されるキーボードを使って「Starbucks」と入力している。
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動画11●内蔵アプリケーションのGoogleマップで,「Moscone Center West」に近いスターバックス店舗を検索しているところ [画像のクリックで動画を再生] |
動画12は動画11の続編で,Moscone Center Westに一番近いスターバックス店舗をGoogleマップで選択し,そのまま店に電話をかけた。Jobs氏は店員に「(基調講演に参加している)4000人分のラテを注文したい」と語りかけて,聴衆を笑わせた(明らかにイタズラ電話だが…)。
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動画12●Googleマップで検索したスターバックスの店舗に,iPhoneから直接電話をかけている [画像のクリックで動画を再生] |
なおiPhoneのGoogleマップは,ネットワークには無線LANを優先して使うようになっており,無線LANが使えないときは,GSMに自動的に切り替えるという(関連記事:「Apple TV」「iPhone」担当バイス・プレジデントとの一問一答--Macworldより)。今回のデモでは,Googleマップで衛星写真も閲覧していたが,写真を扱うのは無線LANでなければ苦しいだろう。
動画13:Apple TVのユーザー・インターフェース
最後に,Macworldの基調講演で発表されたもう1つの新製品「Apple TV」のユーザー・インターフェースを紹介しよう。Apple TVの特徴も,ユーザー・インターフェースにある。動画13では,Apple TVのトップ・メニューで,様々なメニューに移動した上で,映画のメニューを選択した。映画メニューを選択すると,Apple TVにダウンロードされている映画のタイトルが,画像付きでスクロールして表示されている。
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動画13●Apple TVのユーザー・インターフェース [画像のクリックで動画を再生] |
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