写真●東芝が開発した無線LAN/3G携帯デュアル端末
写真●東芝が開発した無線LAN/3G携帯デュアル端末
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 東芝は無線LAN/3G携帯デュアル端末を開発,ITU TELECOM WORLD 2006に出展した。IP電話の標準プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)を使って,IPテレビ電話やビデオ・ストリーミング再生のデモンストレーションを披露している。同様のデュアル端末は,パナソニック モバイルコミュニケーションズも開発、出展している(参考記事)。

 無線LANはIEEE802b/gに対応。映像は176×144ピクセルのQCIF(Quarter Common Intermediate Format)をMPEG-4方式で圧縮している。1秒あたり15フレームを256kビット/秒で伝送。音声は3G携帯電話が採用している符号化方式AMR(Adaptive Multi-Rate)を利用し,12.2kビット/秒で伝送している。

 SIP準拠であるため,家庭やオフィス,そして公衆無線LANサービスを利用して屋外で,無線IP電話機として利用することを想定している。

 なお,会場では,無線LAN/GSMデュアル端末といった海外の携帯電話サービス向けのデュアル端末が,海外のベンダーからいくつも出展されている。