米Googleは米国時間9月18日,デジタル写真編集/管理ソフトウエアの新版「Picasa」を公開した。GoogleのPicasa担当技術者であるMichael Herf氏が同日,同社の公式ブログで明らかにした。オンライン・アルバム機能「Picasa Web Albums」を正式に追加した。新版は同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Picasaは,Googleが2004年に買収した米Picasaのソフトウエア。写真の管理,編集,共有が行える。

 新機能のPicasa Web Albumsにより,Picasaの管理下にある写真をインターネットで公開可能となった。写真を選んで「Web Album」ボタンをクリックすると,Picasaからオンライン・アルバムにアップロードできる。公開相手を友人や家族だけに制限することも可能。ほかのユーザーのオンライン・アルバムから写真をダウンロードすることもできる。

 新版は,写真管理用フォルダの機能も改善した。フォルダ内にサブ・フォルダを作ったり,日付順に並べたりできる。Picasa内のフォルダ構成を保ったままオンライン・アルバムへのアップロードも可能。

 衛星写真/3次元(3D)画像による地図表示ソフトウエア「Google Earth」との連携も可能となった。Picasaで写真に撮影場所を入力しておくと,Google Earthの3D地球儀上の対応する地点にその写真を表示できる。KMZ形式ファイルとしてエクスポートすると,オンライン共有も行える。

 そのほかの主な新機能は以下の通り。

・写真編集結果の保存/取り消し
・RAW形式ファイルの対応拡充
・フォルダへのインポート
・コマ撮りした写真による動画作成
・色を指定した検索
・スクリーン・セーバー作成
・ボタンのカスタム化

[Herf氏の投稿]
[Picasa(ビルド32.94)のリリース・ノート]