米Googleは,衛星写真や3次元(3D)画像を利用した地図表示ソフトウエア「Google Earth」に追加コンテンツを表示する「Featured Content」機能の提供を開始した。Googleが米国時間9月13日に明らかにしたもの。当初は,国際連合環境計画(UNEP:United Nations Environmental Program),ドキュメンタリー番組を手がけるDiscovery Networksグループ,米国立公園局,環境保護関連の非営利団体Jane Goodall Institute(JGI)などがコンテンツを提供する。

 Featured Content機能により,Google Earthの画面上にマルチメディア・コンテンツの表示か可能となった。Google EarthのサイドバーにあるFeatured Contentチェックボックスをクリックすると,コンテンツ・プロバイダのアイコンが画面に現れる。各アイコンをクリックすれば,その地域のコンテンツにアクセスできる。

 現在提供中のコンテンツは以下の通り。今後コンテンツを随時更新するともに,プロバイダも増やしていく。

・UNEP:世界のなかで環境破壊が特にひどい100地域について,30年間の映像を表示
・Discovery Networks:世界各地の名所や街をビデオなどで紹介
・米国立公園局:米国の全国立公園58カ所の情報を提供
・Jane Goodall Institute:チンパンジー保護活動のようすを毎日ブログで紹介
・「Turn Here」:さまざまな都市のレストランやホテル,イベントなどをビデオで紹介

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