米McAfeeは米国時間8月1日に,消費者向け統合セキュリティ・サービスの正式リリースを発表した。開発コード名「Falcon」と呼ばれていたもので,「McAfee Total Protection」「同Internet Security Suite」「同PC Protection Plus」「同VirusScan Plus」から成る。

 ウイルス,トロイの木馬,スパイウエアなど従来からある悪質なプログラムのほか,ルートキットなどの新しい脅威からユーザーを保護する。

 これら新製品では,アドウエアやオンライン詐欺などの疑いがあるWebサイトを警告する「McAfee SiteAdvisor」機能を組み込む。また,ウイルス,スパイウエア,フィッシングといった攻撃を監視する「SystemGuards」機能,ルートキットやそのほかのマルウエアを検出・削除する「X-Ray for Windows」を備える。

 McAfee Total Protectionは年間利用料79ドル99セントで提供する。主な機能は以下の通り。

・ウイルスの自動検出,しゃ断,除去
・スパイウエアの侵入防止および除去
・オンライン・ショッピング,オンライン・バンキング,電子メールといったオンライン活動におけるID保護
・パソコンへの不正アクセスの防止
・インターネット上の疑わしいアプリケーションやデータを監視
・スパムやフィッシングの防止
・子供にふさわしくないコンテンツやWebサイトのフィルタリング
・Wi-Fiネットワークのセキュリティ管理
・家庭内ネットワークへの接続のセキュリティ管理
・CDやDVD,USBドライブ,外付けあるいはネットワーク上の記録装置への自動バックアップ

 McAfee Internet Security Suiteは,無線ネットワーク保護機能を除くすべてのMcAfee Total Protectionの機能を備える。年間利用料は69ドル99セント。

 McAfee PC Protection Plusは,McAfee Internet Security SuiteからID盗難防止,ペアレンタル・コントロール,スパム・フィルタリングを除いた機能を搭載する。年間利用料は49ドル99セント。

 McAfee VirusScan Plusの内容は,McAfee PC Protection Plusからバックアップおよび復旧機能を除いたものとなる。年間利用料は39ドル99セント。

 また同社は,無線ネットワーク保護機能を単体でも提供する。「McAfee Wireless Protection」は29ドル99セントで購入可能。

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