米Microsoftは米国時間3月29日に,デスクトップ電子メール・ソフトウエア「Mail Desktop」(ベータ版)のベータ試験を開始した。Microsoft社のLei Gong氏が同日,ブログへの投稿で明らかにしたもの。

 同ソフトウエアとしては初めてのベータ試験で,参加者を100人弱に絞り,7日間実施する。この小規模なベータ試験でよい結果が得られれば,数週間以内に参加者を約5000人に増やす予定。小さな規模でベータ試験を進める理由について,Gong氏は「(試験参加者からの)フィードバックを密度の濃いものにするため」と説明する。

 米メディア(CNET News.com)によると,この電子メール・ソフトウエアの名称は「Windows Live Mail Desktop」で,Microsoft社のWebメール・サービス「Windows Live Mail」(ベータ版)と連携するという。複数の電子メール・アカウントを管理することが可能で,Windows Live Mailのほか,同社の電子メール・サービス「Hotmail」にも対応する。

 さらに同メディアは,Microsoft社Windows Live Mailグループ担当主任プロダクト・マネージャのBrooke Richardson氏が「POP3とIMAPに対応しているため,米GoogleのWebメール『Gmail』にも対応可能」と述べたと報じている。Microsoft社はWindows Live Mail Desktopを無償提供する予定で,最終版は2006年末までに利用可能になるという。

[Gong氏の投稿]