米Palmは，Palm OSを搭載したハンドヘルド機の新モデル「Palm TX」と「Palm Z22」を米国時間10月12日に発表した。Palm TXは，Wi-FiとBluetoothに対応するモデルで，価格は299ドル。Palm Z22は，機能やアプリケーションを必要最小限に絞ったモデルで価格は99ドル。カラー・ディスプレイ搭載モデルとして初めて100ドルを切る価格で提供される。
無線接続に対応するPalm TXは，320×480ピクセルの高解像度液晶，312MHzのARMプロセサ，128Mバイトのメモリー，SDIO形式対応のMultiMediaCard／SDスロットを搭載。最大2GバイトのSDカードをサポートする。T-Mobile社ホットスポットの30日間無料サブスクリプションが付属する。
同モデルでは，Word，Excel，PowerPointファイルの閲覧と編集を可能にする「DataViz Documents To Go」を搭載。無線接続により，企業向けメールのチェック，ファイルのダウンロード，写真の送信，デスクトップのメール，カレンダを同期する機能などを備える。また，インターネット以外にも音楽や動画を楽しむことができ，「Pocket Tunes」によりポッドキャストの再生にも対応する。
Palm Z22は，使い勝手の良さで紙の手帳に取って代わることを狙ったモデル。カラー・ディスプレイを搭載したもっとも価格の低いモデルだが，数千件の住所録，数年分のスケジュール，誕生日や写真などを格納できる。カレンダ，メモ，タスクといったオーガナイズ機能や計算機，世界時計といったアプリケーションを搭載。
同モデルの重さはおよそ85グラムで，大きさはトランプのケースほど。160×160ピクセルのカラー・ディスプレイ，32Mバイトのメモリーを搭載する。
同日，同社は，「Tungsten E2」の価格を50ドル引き下げ，199ドルで提供することも明らかにしている。
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