米Inside Networkは米国時間2010年9月28日、米国の仮想アイテム市場に関する調査結果を発表した。2009年に11億ドルだった市場規模は、2010年に16億ドル、2011年には21億ドルに拡大する見込み。

 同社設立者のJustin Smith氏は「2010年に仮想アイテムが大評判になった西洋市場では、2011年に成熟期に進むだろう。ソーシャルゲーム、オンラインゲーム、仮想世界、モバイルゲームなどを合わせた仮想アイテムの事業機会は20億ドル規模に達する」と分析している。

 2010年は、ソーシャルネットワーク、ソーシャルアプリケーション、ソーシャルゲームにおける仮想アイテムの導入が飛躍的に高まった。また、今年7月に米Walt Disneyがソーシャルゲーム開発の米Playdomを最大約7億6000万ドルで買収しており(関連記事:Disney、ソーシャルゲームのPlaydomを最大7億6000万ドルで買収へ)、昨年11月には米Electronic Arts(EA)がソーシャルゲームの英Playfishを最大4億ドルで買収している。

 米メディアの報道(New York Times)によると、2009年におけるSNSサイト「Facebook」向け仮想アイテムの販売は8億3500万ドルにのぼり、仮想アイテム市場全体で最も急速に成長した。

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