携帯電話・PHS事業者各社は2009年6月5日,2009年5月末時点の携帯電話・PHSの契約数を発表した。5月は夏商戦が本格化する前の狭間の月であり,目立った動きは少ない。

 新規契約数から解約数を差し引いた月間純増数はソフトバンクモバイルが10万5000増と25カ月連続で首位を維持した。2位はイー・モバイルの6万7700増,3位はNTTドコモの6万1700増,4位はKDDI(au)の5万1900増という結果だった。

 なお,NTTドコモとソフトバンクモバイルの純増数には,1台で2契約とカウントするサービスの利用分が含まれている。NTTドコモの2in1契約数は1万2300件減で累計契約数は44万500件に,ソフトバンクモバイルのダブルナンバーの契約数は1100件増で,累計契約数はは1万7700件になった。

 番号ポータビリティ(MNP)による各社の転入出状況は,ソフトバンクモバイルが1万7900件の転入超過,KDDIが2100件の転入超過。一方,NTTドコモは2万件の転出超過,イー・モバイルは差し引きゼロだった。

 なおPHS事業者のウィルコムは7000件の純増となり,累計契約数は455万9800件である。NTTドコモの3G回線をMVNO(仮想移動体通信事業者)として提供する「WILLCOM CORE 3G」(関連記事)は,8100の純増で累計契約数は1万7600件となっている。

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