日経マーケット・アクセスが企業の情報システム担当者を対象に行った調査で,2006年10月に導入したデスクトップ・パソコンのメーカーと台数を聞いた(複数回答)。

 購入製品のメーカー数のトップは,10月調査と同じくデル(91)が他社の2倍以上でトップ。2位グループが参考値とのボーダーライン上のダンゴレースなのも10月調査と同じ構図で,NEC(32),富士通(30),日本HP(30),日本IBM(18,レノボ・ジャパンを加えて26)という顔ぶれも変わらない。

 購入台数でも,2カ月連続で2000台オーバーの2156台のデルが,2位以下のメーカーの2倍以上と,10月調査よりさらに差を広げてトップ。回答総数に占めるデル機の台数の比率も約38.5%に拡大(10月調査は約25%)した。

 なお,台数3位の日立製作所は,637台のうち400台が「その他電気・電子機器製造業」の1回答からのもの。デスクトップ・パソコンの台数ランク上位で,1件の回答がそのメーカーの全台数の過半数を占めたのは,今回は日立だけである。

◆注
 調査実施時期は11月上旬~中旬,調査全体の有効回答は2566件,うち情報システム担当者の有効回答は648件。回答者の勤務先の情報システムの構成要素として,正式発注や契約など当該月に購入が確定したもののみが対象で,「過去に発注済みのパソコンが当該月になって納品されたもの」「回答者の個人用パソコンの購入」は除外している。
 9月調査(8月の導入実績)の結果は10月31日付け記事,10月調査(9月の導入実績)の結果は12月5日付け記事を参照。

図●前月(2006年10月)のデスクトップ・パソコンの導入台数(n=189)