NTT東日本は2014年6月23日、光回線サービス「フレッツ光」において、上り下りの通信速度がおおむね1Gビット/秒のメニューを追加すると発表した。2014年3月期の決算説明会(関連記事)で予告していたもので、7月1日に提供を開始する。

 新メニューの料金は、戸建て向けの「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」が月5700円。集合住宅向けの「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」はプラン2(契約数16以上が前提)が月3350円、プラン1(同8以上)が月3750円、ミニ(同4以上)が月4350円。

 いずれも現行の下り最大200Mビット/秒(上り最大100Mビット/秒)のメニューに比べて月500円高い料金とした。新メニューでは、無線LAN規格の「IEEE 802.11ac」(理論上の最大通信速度は1.3Gビット/秒)に対応したホームゲートウエイを標準で提供。無線区間を含めてギガ級の速度を体験できる点を訴求し、契約数の拡大につなげる。

 インターネット接続事業者(プロバイダー)の対応は各社の方針次第。ただ、NTTコミュニケーションズ(OCN)は同日、「月額料金はそのままで対応」と発表しており、他のプロバイダーも同様な対応が中心となる見通し。

 なお、上記の料金は「にねん割」および「フレッツ光メンバーズクラブ」のマンスリーポイントの適用により、戸建て向けで月800円、集合住宅向けで月200円の割り引きを受けられる(マンスリーポイントは契約1年目の場合)。新規契約者を対象に月額利用料無料(スマートタイプの場合は2カ月間)などのキャンペーンも同時に始める。