NTT東日本は2014年5月13日、光回線サービス「フレッツ光」において、上り下りの通信速度がおおむね1Gビット/秒のメニューを第2四半期に投入すると発表した。山村雅之社長が決算説明会で明らかにした。
提供料金は検討中だが、IEEE 802.11ac対応した宅内装置も同時に提供。「(802.11acは理論上)1300Mビット/秒で高速通信できるため、無線区間を含めた本物の1Gビット/秒サービスになる。急増するモバイルトラフィックのオフロード需要にも応えられるだろう」(同)とした。
加えて、新たな小型ONU(回線終端装置)を開発中であることを公表した。NTTは同日、光回線の卸提供「サービス卸」で様々なプレイヤーの参入を促していく方針(関連記事)を発表。今回明らかにした小型ONUも、同戦略の一環とみられる。
オフィス機器や自動販売機、M2M(Machine to Machine)センサーなど様々なデバイスに組み込んでもらい、新たな需要の開拓につなげる考え(写真)。小型ONUの仕様は第2四半期をメドに広く公開する予定で、装置自体の提供は2015年度第1四半期を予定する。