米Amazon.comは現地時間2014年6月20日、同社製スマートフォン「Fire」向けアプリの開発者に対し、最大1万5000ドル相当の仮想コインを提供するインセンティブプログラムを始めたと発表した。
Amazon.comが定める一定の条件を満たした有料アプリに対し、1アプリに付き同社の仮想コイン「Amazon Coins」を50万コイン（5000ドル相当）提供する。1つの開発者アカウントに付き、最大3つのアプリがコインを受け取れるとしている。
対象となるのは、有料のアプリとアプリ内購入機能を持つアプリ。センサーシステム「Dynamic Perspective」を利用したユーザーインタフェースなど、Fireの独自機能に対応していることなどを条件としている（関連記事：Amazon.comの独自スマホ「Fire」、3Dセンサーシステムや即注文機能など）。
Amazon Coinsは、同社のモバイルアプリ配信／販売サービス「Amazon Appstore」からアプリやゲームを購入したり、追加アイテムをアプリ内課金で入手したりする際に利用できる。今回、開発者に付与されるコインは、アプリのユーザーに再分配して、キャンペーンとして使うこともできるという。
このインセンティブプログラムは、アプリの販売促進を支援する開発者向けプログラム「Appstore Developer Select」の一環（関連記事：Amazon.com、モバイルアプリの収益向上を支援する開発者向けプログラム）。Amazon.com はFireの市場投入に伴い、プログラムを拡大、Fire向けアプリ開発者に対する特典を追加したと説明している。
