写真●ReSMシステム監視スタートセットの概要
写真●ReSMシステム監視スタートセットの概要
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 DTSは2014年6月17日、システム監視サービス「ReSMシステム監視スタートセット」(写真)を発表した。ユーザー企業にシステム監視装置「MIRACLE ZBX 1200」を設置し、これをリモートから運用するサービスである。価格(税別、以下同)は、監視装置費用と設置/設定費用からなる初期費用が20万円から、運用費用が月額2万円から。DTSの小会社であるデジタルテクノロジーが販売する。

 ReSMシステム監視スタートセットは、システム監視装置の「MIRACLE ZBX 1200」と、同装置のリモート運用サービスをセットにしたパッケージである。ユーザーは、同装置を社内に設置するだけで、システムの監視を始められる。システム監視の運用は、リモート接続したDTSの運用監視センターから24時間365日体制で実施する。システム監視に加えて、障害対応も代行する。

 システム監視装置のMIRACLE ZBX 1200は、オープンソースのシステム監視ソフト「Zabbix」を法人向けに改良したソフト「MIRACLE ZBX」を搭載した、アプライアンスサーバー機である(関連記事:1000台/10万項目を監視できるZabbixアプライアンス、システム構築とセットで提供)。ソフトとアプライアンスともに、ミラクル・リナックスが販売している。

 今回のサービスで使うモデル1200は、エントリーモデルであり、監視台数50台または5000項目までをカバーする。価格は、1台当たり12万円。きょう体は弁当箱サイズ(幅202.4×奥行き106×高さ44ミリメートル)で、小規模オフィスに向く。

 なお、Zabbix/MIRACLE ZBXによるシステム監視では、専用エージェント(各種UNIX/LinuxやWindows)によるサーバー監視のほか、SNMP監視、リモートログイン(Telnet/SSH)とコマンド実行によるサーバー監視、ポート監視(ネットワークサービスの死活監視)など、各種の方法を利用する。