写真●米ThingWorxのラッセル・ファデル社長兼ゼネラルマネージャー
写真●米ThingWorxのラッセル・ファデル社長兼ゼネラルマネージャー
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 米PTCは2014年6月16日(米国時間)、IoT(モノのインターネット)の普及推進団体である「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)」に加盟したと発表した。PTCは米IBMや米ゼネラル・エレクトリックといったIICの加盟企業と共に、IoT技術の標準化や普及に取り組む。

 IICでは、IoT向けの機器同士でデータをやり取りするための標準規格づくりを進めている(関連記事)。PTCは2013年に、IoT向けアプリケーションの開発・実行環境を提供する米ThingWorxを買収した。ThingWorxは通信や医療、農業、輸送といった業界の顧客を持つ。

 ThingWorxのラッセル・ファデル社長兼ゼネラルマネージャーは日経情報ストラテジーなどのインタビューに対し、IICで業界横断の標準規格づくりに関与する一方、自社製品の開発では「スピード」を重視する考えを示した(写真)。