Mozillaは2014年6月11日より中国・上海で開催中の「Mobile Asia Expo 2014」にブースを出展し、「25ドルスマホ」として話題を呼んだFirefox OS搭載端末のプロトタイプを公開した(写真1)。

写真1●「Mobile Asia Expo 2014」のMozillaブース
写真1●「Mobile Asia Expo 2014」のMozillaブース
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 Mozillaは2月にバルセロナで開催された「Mobile World Congress 2014」において、25ドルという超低価格スマートフォンの構想を発表していた(関連記事:[MWC2014]Firefox OS搭載25米ドルスマホ)。中国スプレッドトラム・コミュニケーションズによる低価格チップセットを採用するというコンセプトはそのままに、プロトタイプを開発。MAE2014でのブース展示に至ったという。

写真2●Mozillaによる「25ドルスマホ」のプロトタイプ機
写真2●Mozillaによる「25ドルスマホ」のプロトタイプ機
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 インドにおいては、現地ブランドの「Intex」および「Spice」と提携し、今後数カ月以内の発売を目指す。報道では「25ドル」という数字が先行しているが、「最終的な販売価格が25ドルになるかどうかは、インドの事業者が検討中。ブランド名やカラーリングなども、併せて検討している」(ブース担当者)と説明する。