米ゼネラル・エレクトリック(GE)とソフトバンクテレコムは2014年4月23日、M2M(機器間通信)分野で提携したと発表した。GE傘下のGEソフトウェアの予測分析ソフトとソフトバンクテレコムの通信やモバイル技術などを組み合わせたサービスを開発し、日本を含むアジア・太平洋地域で売り込む。

 まずは2015年3月期中をメドに、日本企業に向けてサービスを提供する。その後、順次提供地域を拡大していく。企業は新サービスを活用することで、産業機器や工業製品の資産管理を最適化したり、業務を効率化したりできるとする。

 GEは製品などに取り付けたセンサーからネットワーク経由で稼働データを収集し、運用・保守に生かす「インダストリアル・インターネット」に力を入れている。GEはインダストリアル・インターネットを推進するため、米アマゾン・ウェブ・サービスと提携したり、ビッグデータ分析基盤を手掛ける米ピボタルに出資したりしている(関連記事