米ゼネラル・エレクトリック(GE)は2013年6月18日(米国時間)、産業用機器から収集した「ビッグデータ」をクラウドで管理・分析する方針を明らかにした。米アマゾン・ウェブ・サービスと提携し、同社のクラウドサービスを活用する考えだ。

 GEはジェットエンジンやガスタービンといった産業用機器からネット経由で収集したデータを管理・分析し、生産性を高めたり、無駄や停止時間を減らしたりする方針を打ち出している(関連記事:「データ分析とソフトウエアの会社になります」~ジェフ・イメルト氏・米ゼネラル・エレクトリック(GE)会長兼CEO )。

 そのための基盤として、アマゾン・ウェブ・サービスのクラウドを活用する。GEでグローバル・ソフトウエア・センターのバイス・プレジデントを務めるビル・ルー氏は「GEのプラットフォームは次世代のコンピューティングに向けた、最初の実行可能なステップになる」と語った。

 ビッグデータの管理・分析サービスの強化に向けて、米アクセンチュアや米ピボタルとの連携も拡大する。アクセンチュアとはビッグデータの技術や分析アプリケーションの開発、ピボタルとはインメモリー・コンピューティングや「Hadoop」を活用したソリューション開発を進める。