米TuneInおよび同社と昨年11月から協業を始めたエフエム世田谷は2014年3月27日、エフエム世田谷の番組を聴くマンスリーアクティブリスナー数が10万人に増えたと発表した(関連記事)。

 TuneInはこれまで、3回にわたりプッシュ通知というリスナーへの事前告知を実施した。対象番組は、「あの頃青春グラフィティ」「第90回箱根駅伝」および東日本大震災犠牲者への支援番組「KIZUNA STATION」である。それぞれ、放送日のリスナー数でみると、100倍を超えているという。TuneInがリスナーのアドレスや年齢など各種データを集積しているため、プッシュ通知により同局の認知度が上がり、リスナー増の要因になっているという。

 エフエム世田谷は今後、TuneInが提供する「ターゲティング広告」の活用を検討するとともに、TuneInの特性を生かした番組の制作も検討していく予定。エフエム世田谷の結果を踏まえ、TuneInは日本市場の開拓に拍車をかけ、ラジオ局との連携を強めていく計画という。