写真1●RACCOONの画面(変換定義)
写真1●RACCOONの画面(変換定義)
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●RACCOONの画面(項目間のマッピング)
写真2●RACCOONの画面(項目間のマッピング)
[画像のクリックで拡大表示]

 データ・アプリケーション(DAL)は2014年3月25日、システム間のデータ連携処理をノンプログラミングで実行できるようにしたソフト「RACCOON」(写真1写真2)を3月26日から販売/出荷すると発表した。価格(税別)は、実行環境1ライセンスと開発環境1ライセンスで300万円。初年度販売目標は50システム。同製品は2013年4月に発表済みだが、今回、出荷開始と価格をアナウンスした。

 RACCOONは、業務システムのデータを変換/加工するソフト(関連記事:DAL、システム間のデータ連携/変換プログラムをドラッグ&ドロップで開発できるツールを発表)。EAI(システム連携)や旧システムから新システムへのデータの移行など、各種のデータ変換処理に利用できる。各種のデータソース(データベースサーバーやCSV/XMLなど)からデータを入力し、これらのデータを変換/加工し、変更後のデータを出力する。

 ソフトウエアは、開発環境「RACCOON Developer Studio」と、実行環境「RACCOON Transform Engine」で構成する。開発環境はEclipse RCP(Rich Client Platform)ベースで動作し、データの接続先の定義や、データのフォーマットの定義、データの項目同士のマッピングなどを、アイコンや項目名をドラッグ&ドロップする操作だけで設計できる。

 RACCOONを使うことで、これまでシステムごとに異なって運用されてきた個々のデータ連携処理を一つのソフトで賄えるようになるとしている。システム間のデータ連携定義を一度作成すれば、これを部品化して再利用できるほか、作成した変換定義を仕様書として出力できるとしている。