クラウド型会計サービスを提供するマネーフォワードは2014年2月18日、ネットショップ構築サービスを提供するBASE、小売店向けソリューションを展開するエスキュービズム、クラウドソーシングサービスを運営するクラウドワークスの3社とデータ連携を開始したと発表した。

 3社が提供するサービスの売上データなどを、マネーフォワードのクラウド型会計サービスである「マネーフォワード 確定申告」「マネーフォワード For BUSINESS(法人会計)」で毎日自動取得できるようになる。

 マネーフォワードの会計サービスとデータ連携できるサービスは、BASEのネットショップ構築サービス「BASE」、エスキュービズムが運営する店舗が導入しているタブレット型POSシステム「EC-Orange POS」、クラウドワークスが運営するクラウドソーシングサービス「クラウドサービス」。

 マネーフォワードは2012年12月に個人向けサービスを開始し、2014年1月から確定申告書の作成や決算書類の作成などを支援する機能を持つ個人事業主・中小企業向けの「マネーフォワード For BUSINESS」の正式版の提供を開始した(関連記事:消費者向けから企業向けに進出、マネーフォワードが会計SaaSを提供開始)。

 2014年4月1日の消費増税を前に、ユーザー側がバージョンアップなどの対応をする必要がないSaaS型会計サービスに注目が集まっており(関連記事:消費増税対応の手間を回避)、競合サービスも機能強化などを図っている(関連記事:クラウド型会計サービス「freee」にiPhoneアプリ、モバイルで収支取引を登録)。