写真1●UNIVERGEどこでも内線サービスの概要(出典:NEC)
写真1●UNIVERGEどこでも内線サービスの概要(出典:NEC)
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写真2●UNIVERGE ST400の画面(左2枚はiOS、右2枚はAndroid)
写真2●UNIVERGE ST400の画面(左2枚はiOS、右2枚はAndroid)
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 NECは2014年2月4日、スマートフォンとインターネットを通じて社内の内線電話を使えるようにするクラウドサービス「UNIVERGEどこでも内線サービス」(写真1)を発表、同日販売を開始した。サービス開始日は2月24日。社外から社内のSIPサーバーにアクセスするためのSIPゲートウエイ機能をSaaS型で提供する。価格(税別)は、月額8500円(10ユーザー)から。

 UNIVERGEどこでも内線サービスは、ユーザー企業内に置いたIP電話システム(SIPサーバー)に社外からアクセスできるようにする、SaaS型のSIPゲートウエイサービスである。専用のSIP電話アプリ「UNIVERGE ST400」をインストールしたスマートフォン(Android/iOS)から、インターネット接続を介して、社内の内線電話番号を使えるようにする(写真2)。SIPの中継に際しては、SIPのNAT越えや暗号化通信の復号/再暗号化も実施する。

 サービスの前提として、社内にSIPサーバー「UNIVERGE SVシリーズ」が必要(関連記事:NEC、Web APIで業務アプリ連携を強化したSIPサーバー新機種を発表)。あるいは、社内向けのSIPサーバー機能をSaaS型で提供する「UNIVERGE音声サービス」を利用している必要がある。UNIVERGEどこでも内線サービスは、これらのSIPサーバー製品/サービスに対するオプションサービスという位置付けになる。また、社内LANとクラウドを接続するためのVPNルーターとして「UNIVERGE IXシリーズ」が必要になる。