米Googleが現地時間2014年1月30日に発表した2013年第4四半期の決算は、連結売上高が168億5800万ドルで前年同期と比べ17%成長した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は33億7600万ドル(希薄化後の1株当たり純利益は9.90ドル)で、同17%増加。営業利益は39億2200万ドルで、同16%増加した。

 非GAAPベースの場合、純利益は40億9600万ドル(希薄化後の1株当たり純利益は12.01ドル)、営業利益は48億3900万ドルとなる。

 アナリスト予測は売上高が167億5000万ドル、特別費用を除いた1株当たり利益が12.26ドルだった(米New York Timesの報道)。

 Google事業の売上高(事業間調整を含まない)は157億2000万ドルで前年同期から22%増加した。傘下のWebサイトによる収入は105億5100万ドル(Google事業売上高の67%)で同22%増加。パートナーサイトからの収入は35億2200万ドル(同23%)で同3%増加した。クラウドサービスやAndroidを含むその他収入は同99%増の16億4700万ドル(同10%)だった。

 傘下サイトとパートナーサイトを含む広告ペイドクリック総数は前年同期比で約31%増加した。しかしクリック単価は同約11%低下した。

 提携パートナーに支払うトラフィック獲得コスト(TAC)は33億1000万ドルで、広告収入に占める割合は24%だった。また米国外の売上高は87億7000万ドルとなり、Google事業の売上高全体の56%を占めた。

 Motorola Mobility事業の売上高(事業間調整を含まない)は12億4300万ドルで、前年同期から18%減少した。営業損失は3億8400万ドルとなり、前年同期の2倍以上に拡大した。なお、GoogleはMotorola Mobilityを中国Lenovo Group(聯想集団)に約29億1000万ドルで売却することを1月29日に発表している(関連記事:Lenovo、GoogleからMotorola Mobilityを29.1億ドルで買収)。

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