アール・アイは2014年1月14日、C/S(クライアント・サーバー)型で動作するファイルバックアップソフト「Secure Back 4」を強化し、バックアップサーバーをSaaS型のクラウドサービスとして提供開始した。バックアップ管理機能とバックアップストレージ機能を、年額制のオンラインサービスとして調達できる。サービス名称は「Secure Backクラウドオプション」で、Secure Back 4のオプションとして提供する。

 前提となるSecure Back 4とは、C/S型で動作するファイルバックアップソフトである(関連記事:アール・アイが集中管理型ファイルバックアップソフトに新版、大規模環境に対応)。バックアップ対象となるWindows機(デスクトップPCおよびサーバー)に専用のエージェントソフト「Secure Back Client」をインストールし、ここからネットワークを介してバックアップサーバーソフト「Secure Back Manager」にバックアップデータを転送する。Secure Back Managerは、バックアップのスケジュールやポリシーを設定する管理サーバー機能を兼ねる。

 今回、バックアップサーバーのSecure Back ManagerをSaaS型で提供するオプションサービスを用意し、提供開始した。これを使うと、スケジュール設定などの管理サーバー機能とバックアップデータを格納するストレージ機能を、年額制のオンラインサービスとして調達できる。ユーザー企業側にバックアップサーバーを設置する必要がなくなる。

 価格(税別)は、以下の通り。エージェント(Secure Back Client)の価格は、単価が最も高くなる49ユーザー以下の場合に、デスクトップPC向けが1万2000円、サーバーOS向けが7万円。必須となるオンプレミス型のバックアップサーバーソフト(Secure Back Manager)は、38万円。SaaS型で提供するバックアップサーバー(Secure Backクラウドオプション)は、容量100Gバイト当たり年額18万円または容量1Tバイト当たり年額96万円。