大手SIerの6社と南山大学は、大規模システムのプロジェクト管理データを、異なる組織や企業間で交換するための仕様「PROMCODEインターフェース仕様書」を公開した。6社と同大で構成する「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」(PROMCODE: PROject Management for COntracted DElivery)が作成し、公開した。

 参画したSIerは、日本IBM、富士通、NEC、NTTデータ、日立製作所、野村総合研究所である。6社と南山大は2012年5月にPROMCODEを設立しており、今回はその成果の第一弾となる(関連記事:複数ベンダー案件を効率化、「次世代プロジェクト管理データ交換アーキテクチャ協議会」が設立)。

 PROMCODEのサイトでは、インタフェース仕様書に加えて、実プロジェクトへの適用を説明した「適用マニュアル」、各SIer内で行った実証実験の結果である「実証実験報告書」、プロジェクト管理データ交換のためのソフト「アダプターソフトウエア」も公開した。アダプターソフトウエアは、OSLC(Open Services for Lifecycle Collaboration)に準拠している。