京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は2013年10月8日、デスクトップ仮想化(VDI)システムを構築するSIサービス「簡・短(かんたん)クライアント仮想化パッケージ」を発表、同日提供を開始した。価格は個別見積もりだが、30ユーザーを想定した場合、導入期間1カ月程度で、VDIソフトのライセンスを含めて180万円(Windowsライセンスやハードウエアは含まない)。

 VDIシステムの構築サービス。仮想化サーバーやVDIサーバー、クライアント環境などを、ユーザーの需要に合わせて構築・設定する。構成済みのアプライアンス製品と異なり、ヒアリングベースのSIサービスの形をとることで、ユーザー個別の要件に応えられるほか、任意のハードウエアを組み合わることも可能。これにより、既存資産(Active Directory環境やストレージなど)をそのまま流用して、仮想化環境を構築できる。

 VDIソフトには、価格の安さをうたう「Ericom PowerTerm WebConnect」(イスラエルEricom Softwareが開発)を利用する(関連記事)。同ソフトのライセンス価格(国内販売代理店であるアシストの場合)は、最小規模の導入パターンとなる同時アクセス99人以下の場合、1ユーザー当たり1万7640円。